加工助剤 NEOCORT100FNEOCORT100F
NEOCORT100Fは、全く新しい無毒無臭の加工助剤です。従来の加工助剤は使用目的やポリマーの種類により、内容組成の異なるものを使い分ける必要があり、また使用量も多く逆に欠点が助長される等の問題もありました。
NEOCORT100Fは、全てのポリマーに対して要求される機能を添加量の増減で満足させることができます。
性状 |
組成 非水溶性特殊植物油脂肪酸エステル混合物 外観 白色フレーク 融点 85±2°C 灰分 0.2%以下 水分 0.2%以下 比重 1.02 |
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特徴 |
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使用方法 | オープンロール、ニーダー、バンバリー等で他の添加剤、補強剤等と同時に添加します。 バンバリー等で高温で練る場合、加硫が遅れることがあります。 PVCペーストレジンの場合は、前もって可塑剤のDOPに加熱混溶しておくとDOPが増粘またはゲル化しますのでレジンと充填剤との混練りが容易になります。 使用量はポリマーの種類や目的により0.5~3部配合しますが、通常1~1.5部を標準とします。 原料はJHPA、FDAに許可されています。 |
荷姿 | 20kg 袋詰め |
ネオコート FA NEOCORT FA
化学組成 | 硬化油脂肪酸 |
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性状 |
外観 乳白色フレーク 融点 70°C以上 溶解性 水に不溶 貯蔵安定性 普通の正常な条件下で良好 |
配合量 | ポリマー100に対し、0.5~3部配合。ステアリン酸は特に必要ではない。加工助剤ネオコート30X-P、ネオコート100Fとの併用は有効である。 |
特徴 |
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用途 | 靴底ゴム、ゴム板(シート)、ホース、工業用品、キャスター等、及び塩ビ、ポリオレフィン用滑剤、分散剤 |
包装 | 20kg 紙袋 |
カーボンブラックの分散性試験 ネオコートFA
分散剤 | ネオコートFA 市販ステアリン酸 ブランク |
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試験 |
3分で混入 HAF 50部を5回に分けて混練、受け皿に落ちたものは再添加しない。 混入したカーボンブラック量(部)
受け皿に落ちたカーボンブラックの量を測定し、NRに混入したカーボンブラックの量を算出。 |
分散剤配合ゴムの基礎物性
配合
RSS#3 | 100 | IR2200 | 100 |
ステアリン酸 | 1 | ステアリン酸 | 1 |
Zn0 | 5 | Zn0 | 5 |
ネオコートFA | 2 | ネオコートFA | 2 |
ナフテン系油 | - | ナフテン系油 | 20 |
HAFカーボンブラック | 50 | HAFカーボンブラック | 50 |
硫黄 | 2 | 硫黄 | 2 |
チアゾール系加硫促進剤 | 1 | チアゾール系加硫促進剤 | 1 |
物性 |
加硫時点 150℃*分 |
RSS#3 | IR2200 | ||
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ネオコートFA | ブランク | ネオコートFA | ブランク | ||
硬さ JIS |
10 | 66 | 65 | 55 | 53 |
15 | 67 | 66 | 57 | 55 | |
20 | 68 | 67 | 57 | 56 | |
300% MO kg/cm2 |
10 | 145 | 136 | 80 | 64 |
15 | 158 | 151 | 81 | 67 | |
20 | 168 | 148 | 84 | 67 | |
引張強さ kg/cm2 |
10 | 263 | 255 | 236 | 217 |
15 | 268 | 257 | 232 | 195 | |
20 | 261 | 235 | 233 | 167 | |
伸び % |
10 | 520 | 500 | 620 | 640 |
15 | 470 | 470 | 600 | 590 | |
20 | 420 | 420 | 590 | 540 | |
ムーニー粘度 100℃ML1+4 |
- | 39 | 36 | 28 | 26 |